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クリスマスって何の日ですか?

     クリスマスは英語の「Christmas」ですが、これは「キリスト(Christ)の祭り(mass)」という意味です。これでわかりますね。つまり、クリスマスとはイエス・キリストが約2000年前にこの世に生まれたことをお祝いする日なのです。

 ちなみに、12月24日はクリスマス・イブですが、イブ(Eve)はイブニングと同じ意味で「夜・晩」を表します。現代ではクリスマスの前夜ということになりますが、ユダヤの暦では日没から一日が始まったため、元々クリスマスはイブから始まっていました。

 

「Xmas」と書く時もありますが、なぜですか?

      日本でもよく見かける「Xmas」の「X」は、ギリシャ語の「Xristos」(キリスト)の頭文字です。つまり、「X」で「Christ」(キリスト)を代用しているわけですが、それではクリスマスの意味が薄れてしまいますね。

サンタクロースは、クリスマスとどんな関係があるのですか?

       サンタ・クロースの起源は、4世紀の小アジア(今のトルコ)に実在した、ニコラオス(ニコラス、ニコライ)という司教です。ニコラオスは、貧しい人や子ども達を助けたことで多くの人に慕われ、後に聖人とされて聖ニコラオス(Saint Nicholas)と呼ばれました。

 いずれ、カトリック教会によって、聖ニコラオスはクリスマスのお祝いと結び付けられるようになりました。それはオランダで続き、17世紀になってオランダ人がニューアムステルダム(今のニューヨーク)を建設した際、その伝統も一緒にアメリカに渡りました。オランダ語で「Sinterklaas」と呼ばれていたのが、英語的な発音になおされて、「Santa Claus」、つまりサンタ・クロースとなったのです。

 ところが、19世紀に入るとサンタ・クロースが夢物語にしたてられ、トナカイのそりに乗ってやって来て、煙突から入って来るといったイメージをつけられてしまいました。「サンタ・クロースは子ども達に夢を与えるから」とは言うものの、今ではサンタ・クロースがクリスマスの主役となり、さらにクリスマス商戦に利用されています。こうして、クリスマスの真の意味が失われて行くのは残念なことです。

 

​本当のクリスマスとは・・・!​

      本当のクリスマスとは、この神様によるメシア(救い主)の約束を知り、それがキリストの誕生によって成就し、キリストの十字架の死によってわたしたちの罪が許され、キリストがよみがえることによって、わたしたちに希望が与えられたことをもう一度確認し、それを可能にしてくれた神様の絶大な愛をもう一度心に留め、自分の目を天国に向ける機会なのです。キリストの誕生日は普通のお祝いとは違います。キリストの誕生日をわたしたちがお祝いするのは、キリストを「お祝いしてあげている」のではありません。キリストが誕生したという事は、わたしたちが破滅から救われたことを意味しているからこそ、わたしたちはお祝いするのです。今年もクリスマ スがやってきます。街の喧騒と周りの雰囲気に流されそうになったとき、街の飾りやクリスマスツリーではなく、夜空を見上げてみて大きく深呼吸してみてください。 クリスマスは、この莫大な空と、星と地球と、そしてわたしたちを創ってくれた神様が、ずっと前から約束してくれていたことが、遂に実現した日なのです。こんな壮大な地球と宇宙を創った神様が、その中でひしめき合い、憎しみ合っているわたしたち人間を愛してくれているのです。両腕で抱きしめて、「あなたは何よりも大切だよ!」って言ってくれているのです。だから、わたしたちが周りの雰囲気に流されて、焦ったり、突然孤独を感じたりする必要はないのです。このクリスマスの時こそ、自分というかけがえのない存在が大切にされているということに感謝して過ごしましょう!

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